樹木診断機器レジストグラフ導入のお知らせ

この度、令和7年11月に申請しておりました補助金が無事採択され、レジストグラフを導入できる運びとなりました。
日頃よりご支援いただいている皆様、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
■ レジストグラフとは
レジストグラフとは、樹木の幹に非常に細い針を挿入し、
その際に生じる抵抗値を測定することで、
樹木内部の状態を可視化する診断機器です。
外観からは判断が難しい、
・内部の腐朽
・空洞化の有無
・健全部の状態
などを、グラフデータとして把握することが可能となります。
これにより、従来の目視や経験だけでは見極めが難しかった部分についても、
より客観的で精度の高い診断が可能となります。
■ なぜ今、内部診断が必要なのか
近年、樹木の老齢化や気象条件の変化により、
倒木や枝折れといったリスクが高まっています。
特に、サクラをはじめとした街路樹や公園樹木では、
外見上は健全に見えても内部が腐朽しているケースも少なくありません。
その一方で、
「安全のために伐採すべきか」
「できる限り残すべきか」
といった判断は非常に難しく、
管理者の方々にとって大きな課題となっています。
■ レジストグラフ導入によってできること
本機器の導入により、以下のような対応が可能になります。
・倒木リスクのより正確な判定
経験だけに頼らず、数値データに基づいた安全判断が可能となります。
・不要な伐採の回避
危険と判断されがちな樹木についても、
根拠をもって「残す」という判断ができるようになります。
・説明責任への対応
診断結果をデータとして示すことで、
行政や施設管理における説明責任にも対応しやすくなります。
■ 都市部と同レベルの樹木診断へ
都市部における樹木診断では、まず外観診断を行い、
必要に応じて機器による詳細診断を実施し、
その結果を踏まえて総合的な判定を行うという流れが一般的です。
今回、機器診断を導入したことにより、
当社においてもこの一連の診断プロセスが可能となり、
都市部と同等レベルの精度を持つ樹木診断を提供できる体制が整いました。
これにより、より高い信頼性と根拠に基づいた判断をもって、
同レベルの安心を地域に提供してまいります。
■ 今後の取り組み
今後は本機器を活用し、
・公共樹木の安全点検
・老木(特にサクラ等)の健全度診断
・倒木リスク調査
・緊急時の樹木診断対応
など、幅広い場面で活用してまいります。
また、必要に応じて信頼できる樹木医との連携により、
より高度で総合的な診断にも対応可能です。
■ 最後に
樹木管理において、
「切るか、残すか」
という判断は非常に重要であり、
同時に大きな責任を伴います。
だからこそ、これからは
感覚だけではなく、根拠に基づいた判断が求められる時代だと考えています。
今回のレジストグラフ導入を通じて、
より安全で、より納得性の高い樹木管理に貢献できるよう、
今後も技術の向上と体制の強化に努めてまいります。
樹木診断や安全点検等のご相談がございましたら、
どうぞお気軽にお問い合わせください。

